空想

小説「日本沈没」を読み終えた。


刊行されてから現在に至るまで400万部を超えるベストセラーであり、
ドラマ、映画、漫画などにもなっている有名な作品でして。


そもそもこの小説を読もうと思ったのは、現在ビッグコミックスピリッツで連載してる
漫画の日本沈没にハマったのがきっかけ。
好きなんですよね。こういった災害パニック系の作品。
他にはドラゴンヘッドとか。映画だとディープインパクトとか。


ともあれこの作品、とりわけこの小説がすごいのは、その内容における説得力にあると思います。
普通に考えれば日本が沈没するなんてありえない話(実際ありえない)ですが、
それでも、様々な事実と仮説を組み立て、現象の説明を矛盾無く説いているのです。
また、日本が沈没していく際の描写、政府の対応、民衆の心理状態、世界情勢の変化などが、
膨大な調査に基づき非常にリアルに描き出されていて、とても読み応えのある一冊でした。


なんでもごく最近、「日本沈没 第二部」が発売されたそうなので、
また、時間が空いたときにでも買って読んでみようかな、と。