愛玩

家に帰ったら、なぜか部屋の中に小犬がいた。


・・・という夢を見た。
夢の中の子犬は、ミニチュアダックスフンドみたいな体型で、
黒くつぶらな瞳がとても可愛らしかった。


なんで家に子犬が・・・などと思いながら近寄ってみると、
警戒されているせいか、子犬は後ずさりして離れようとする。
どうすれば警戒心を解いてくれるのか・・・。とりあえず餌でも用意してみようか。


そう思い、子犬を部屋に残してコンビニにドッグフードを買いに行く。
そして部屋に戻ってきてみたら子犬はすやすやと眠っていた。
安らかに眠っている子犬の横に、綿菓子のような白くてフワフワしたものが見えた。
その白い物体に近づいてみたら、それは一瞬のうちに部屋の隅にまで移動した。
なんと子猫だった。やたらと怯えている。か細い声でニャーニャー鳴き叫んでいる。


その鳴き声で子犬の方も目を覚ました。
せっかくドッグフードを買ってきたので、お皿に移し替えて子犬の前に差し出す。
そして、警戒心を和らげるために遠巻きに眺める。
子犬は美味しそうにドッグフードを食べ始める。
それにつられて子猫までドッグフードを食べだした。


ドッグフードをペロリと平らげた後は、ウチが近づいても逃げなくなっていた。少し嬉しかった。
それからしばらくの時間、この子たちと一緒に戯れながら時間を過ごした。
時には部屋の中で粗相をされて、後処理に困ってしまったりもした。
そして、夜にはその子たちと一緒に寝た。


そして朝になり夢から覚めた。当然、子犬も子猫もいない。
ちょっぴり寂しい気がした。


いつかペット飼いたいなぁ・・・。
ちなみに今まで飼育したことがある生き物はカエルとカタツムリだけです。