真心

さて、いよいよGW最終日。
GWネタを5月下旬まで引っ張るな。>自分


長期休暇最後の一日は例によってボランティア。
ボランティアに始まりボランティアに終わるのです。
ボランティアっていうと聞こえはいいが、遊んでるだけなので注意。


この日は信太山というところへ子供たちと共に野外炊飯へ。
しかし天候はあいにくの雨。
皆、カッパを着て雨に打たれながらの登山。なのだが子供たちはおかまいなしに楽しそう。
まぁ、そんな子供たちと一緒にいるから自分も楽しいわけですが。


そんなこんなで、お昼前には山の中腹にある野外炊飯場に到着。
ここには屋根があるので天候を気にせず調理できr・・・


ドギャーン!


おいおい、結構近くに雷落ちたぜよ・・・。


しかし、少し様子を見ていたら徐々に天候は回復してきたので野外炊飯を続行。
まず、準備の前に子供たちに紙芝居を見せる。
テーマは「気持ちをこめることの大切さ」。
紙芝居を簡単に要約すると次のような話。


「真面目で優しい一郎君と不真面目で面倒がりやの二郎君がそれぞれ花の種を貰いました」
 ↓
「一郎君は『大きく育って』『きれいに咲いて』と毎日心をこめて水をあげました」
 ↓
「二郎君は『めんどくせー』『早くあそびにいきたいのにー』と嫌々水をあげました」
 ↓
「結果、一郎君の花はとても大きくきれいに咲きました。そして、二郎君の花は枯れてしまいました」


紙芝居を終えた後、
「お花に水をあげるのも、ご飯を作るんも同じ。気持ちをこめて一生懸命作ろう。」
ってみんなに言って調理開始。


で、調理開始から1時間が経過し、子供たちも空腹に耐えられなくなった頃。
ある子供がイライラしながらボソっと「まだでけへんのー?」と言った。
続けざまに「ええかげんできても・・・」とまで言いかけて止める。


それを聞いたスタッフは何事もなかったように「ん?どうかしたん?」って聞き返す。
その子は「ううん、なんでもないねん。」って。
スタッフが「さっきなんか言うてたやんかー。」って知ってて問い詰める。
すると「さっきのんは無しやねん。言うたらあかんことやから。」って。


この言葉に強く胸を打たれた。子どもの純真な心に素直に感動した。
紙芝居で伝えたかったこと、わかってくれたんやなぁ・・・って。


その後、完成した料理をみんなで仲良く分けながら、美味しく全部平らげました。
帰るころには雨もすっかり止んでいました。
この日の活動は自分の中でいつもよりちょっと特別な思い出になりそうです。