どちら様でしょうか?

今日は朝から、弟とその友人2名が我が新居を訪ねてくることになってまして。
近くまで来たら案内するから電話するように前日に伝えておいたんですよ。


それで、今日は電話がなるまで寝ていようと決めこんだわけなんですが。
目が覚めたのは電話の音ではなくインターホンの音。


とりあえず、ドアを開ける。
寝ぼけ眼には見慣れない人が2人映っている。
そして黙ってこちらを見ている。


なんなんだろうと思って「どちら様でしょうか?」と問い尋ねてみたんですが。
相手の返事は「ここのお宅は○○・・・ですよね?」と疑問で返ってきました。
いや、確かにそうなんだけど、それが何か。
とりあえず「えぇ、そうですけど・・・」と応えてみたものの、
その後、しばらくの沈黙。


何この人。一体何の用なんだろう。
沈黙に耐えかねて「あの、どういったご用件でしょうか?」と質問をしてみる。
すると相手の反応は、「いや・・・俺、俺よ。」と自分を指刺している。
なんだろう。こんな人知り合いに居たかなぁ。


すると相手側の二人は突然、「いや、何それ?本気?意味わからんねんけど。」と当惑している様子。
と、そこで壁の横に隠れて見えなかった一人が「兄者どうしたん?」と。
あれ?そこにいるのは弟の友人じゃありませんか。
ん?じゃあ目の前にいるのは・・・んん?あれ?弟か?


目の前にいるのが弟であることに1分近く気付きませんでした。(ぉ
その後はもう、ボロボロで。
3人に「記憶喪失か?」とか「アルツハイマー進行中?」とか言われまくりました。
まぁ、当然だわな。自分でもびっくりだ。(ぉ


なんで20年以上共に暮らしてる人の顔を見て気付かなかったのか。
別に、弟の人相が別人のようになっているとかそういうことはなかったんです。
で、理由をあれこれ考えてみたんですが。


今まで新居の方に訪れてくる人って皆知らない人なんですよ。
で、今日もインターホンを鳴らされた時は知らない人が来ている、と思いこみをしまして。
かつ、睡眠不足での寝起きで状況判断能力が著しく低下していたのでしょう。
「思いこみ」と「寝ボケ」。この2つが重なったため、今回のようなことになったのかな、と結論付けて自己完結。
しかし、思いこみの力は怖いと思った。
人生の大半、毎日顔を合わせている人がどうみても他人に見えたのだから。


貴重な経験をしたのはいいけど、今日の出来事は伝説として語り継がれるんだろうなぁ。